こんにちは、CAD子です。
CADオペレーターになれたら、長く活躍するためにも、設計士を目指しましょう。
現場が必要としているのは、設計もできるCADオペレーターです。
設計基準を知り、まずは機械設計士の登竜門的な資格【機械製図技能検定3級】を取得してみてはどうでしょうか?
CADオペレーターから設計士を目指そう
CADオペレーターになれたら、次は設計もできるCADオペレーターを目指しましょう。
他の記事でも何度も書いていますが、現場が必要としているのは、ただ図面が描けるCADオペレーターではないのです。
現場が必要としているのは、設計もできるCADオペレーターです。
現在の設計士はCADも使用できる人がほとんどです。
しかし、設計士は図面作成以外にも膨大な仕事があります。
なので、設計士に代わって設計図を描いてくれるCADオペレーターが必要なのです。
長くCADオペレーターとして活躍していきたいのであれば、設計もできるCADオペレーターを目指しましょう。
まずは設計基準を知ろう
設計基準とは?
設計基準とは、設計するときのノウハウや設計手順、解析手順、設計チェック項目などを体系的にまとめたもので、設計者や担当者が異なっても、同程度構造物が設計されるように定められた準拠すべき基準のことです。
クルマの機能、性能、品質、コスト、質量などの90%以上は設計の良否が支配しており、設計図面に織り込まれている。
よい考えやアイデアも図面に織り込まないとよいクルマは生まれない。検討すべき要件(機能、性能、品質、生産性、サービス性、市場不具合の教訓などについて、先輩の経験やノウハウをまとめたもの)を欠溶なく、効率よくチェックを行うために手順書があり、チェックリストがある。
これらは検図の際、すべて問題なくクリアされていることを確認して出図され、部品の製作が行われる。大きくて複雑なインパネ図面では数百のチェック項目がある。
出典元:Weblio辞書より
つまり、誰でもが同じものができあがるように定められた基準です。
この場合は、こう設計する、ということが決められているのです。
設計の意図を理解できれば、ミスを減らせる
設計基準は、各企業ごとに決められていることが多いと思います。
会社によると思いますが、わたしの場合は製図の描き方・寸法の入れ方などから部品や材料の選び方など設計にかかわることなど、事細かに決められた基準があります。
迷ったときなどは、その基準を見ればどうすればよいか分かるようになっています。
社員から外注会社まで見られるようになっています。
この基準を知っていれば、設計担当者が間違った選択をしていれば、確認することができるのでミスを防ぐことができます。
もちろん、設計基準はかなりのボリュームなので、すみから隅まで覚える必要はないですが、、。
機械・プラント製図技能検定3級を取得しよう
設計士を目指すためにも、まずは製図の基礎をおさえよう!
自分がどんな図面を描いていいるのか理解するのに勉強になると思います。
機械製図技能検定は国家資格です。
これを持っていれば、どの程度機械製図について理解できているかの証明にもなります。
この機械製図技能検定の試験は、実技試験と学科試験があります。
実技試験では、組立図から一部の部品図を作成する「バラシ図面」という課題になります。
機械設計の基礎の製図を検定する試験です。
この資格を取得できれば、機械製図の基礎を抑えられることになります。
また、この資格は機械設計者の登竜門的なものなのです。
なので、職場で設計担当者の指示も、より理解できるようになると思いますよ。
受験資格
3級の受検資格として必要な実務経験期間については、従前6ヵ月以上とされておりましたが、平成25年4月から緩和され、6ヵ月に満たない場合も受検可能となりました。
また、従前通り、検定職種に関する学科に在学する方及び検定職種に関する訓練科において職業訓練を受けている方も受検できます。
実務経験があれば、期間は関係なく誰でも受験できるようになったんです。
CADオペレーターになりたてでも、受験することが可能です。
過去問
実技試験と学科試験の過去の試験問題を見ることができます。
→技能検定試験問題公開サイト(令和元年度後期)はこちら