こんにちは、CAD子です。
CADオペレーターは辛くて大変だと思われている人が多いみたいですね。
確かに納期に追われたり、図面に間違いがないかなどのプレッシャーもあり、残業も少なくはないので、大変なときもあります。
しかし、それはどんな仕事にも言えるのではないでしょうか?
CADオペレーターは物づくりとして携わったものが、形として実際に見ることができるので、大きな達成感が得られます。
この記事では、CADオペレーター経験10年以上のCAD子が、実際に感じている辛いことについて、詳しく解説しています。
CADオペレーターの仕事は辛くてキツイは本当か
正直にお話しします。
辛いなぁ、と思うときも大変なときも確かにあります。
CADオペレーターの仕事は、その名前のとおりCADを専門的に操作するのが仕事です。
基本的には、1日中パソコンの前に座りもくもくと設計図を描いています。
長時間パソコンの画面を見続け、細かい作業をしなくてはならないので、眼精疲労や肩こりになるのは避けられないでしょう。
目を酷使する作業が毎日続くことで、ドライアイや目がかすむなど視力も低下しがちです。
また、長時間座ったままなのもあり、腰痛や足のむくみや冷えに悩まされることもあります。
そして、図面を描くのはマウス操作で描くことがほとんどですので、手首を痛めて腱鞘炎になってしまうこともあります。
設計図には間違いがあってはならないので、高い集中力と細かい作業を長時間続けることで、神経がすり減ってしまうこともあります。
このように、1日中座って作業をする仕事ですが、肉体的にも精神的にも、消耗してしまう日もありました。
なので、それに耐えられるタフさが、CADオペレーターには必要だと思います。
また、休日や勤務後には疲れをためないように、ストレス発散できるような趣味などを持つことをお勧めします。
CADオペレーターにかぎらず、長時間パソコンに向かって仕事をする人は、1時間おきにお手洗いに行ったり、飲み物をいれたりと、席を離れて少し休憩をとっててリフレッシュをおすすめします。
座席で軽いストレッチをするのもいいですよね。
休憩をとることで、効率も上がると思います。
目の疲れは、ブルーライトカットPC用メガネを使用することで、目の疲れが随分変わりますよ。
CADオペレーターの大変なこととは?
納期に追われる
常に納期に追われながら、設計図を作成しなければならないことが、大変だと感じています。
モノづくりにはいくつもの工程があり、それぞれに納期が必ずあります。
その納期をもとに作業分配ががおこなわれており、調整しながらそれぞれで進めていきます。
図面製作が順調に進み完成したとしても、お客様の要望などにより、変更がはいり何度も修正することもあります。
また、作成途中でも変更が入り、今まで描いていた図面が無駄になるような大幅に変更する場合もあります。
納期に追われていても、不明点はうやむやにしないで、確認をしながら正確な図面を確実に作成する必要があります。
責任(プレッシャー)
わたしが最も時間をかけるのが、検図(図面チェック)です。
モノ作りの中核を担う部分にたずさわっているのがCADオペレーターです。
設計図はミスのない正確さが必要です。
間違いがあると、会社や取引先にとって大きな損害が発生する場合もあります。
そのため、わたしは間違いがないか図面で干渉する場所がないかなど、、ていねいに時間をかけて検図を行っています。
自分自身が間違いが起こりやすい箇所などをまとめた、検図のためのチェックシートを独自につくるなど、ミスが起きないよう対策をしています。
わたしがCADオペレーターを続けられる理由
辛いことも大変なこともありますが、それでもわたしはCADオペレーターの仕事を10年以上続けています。
最も大きな理由としては、「達成感」だと思います。
仕事内容のボリュームが大きければ大きいほど、できあがったときの喜びは大きくなります。そしてその成果が、目に見える形でみることができるのも、理由の1つだと思います。
また、単純に図面を描くのが好きなんです。
集中しているときは、無心で描いています。
気づいたら3~4時間平気で、座りっぱなしで描き続けていた時もありました。
ただ、描くだけなら何時間でもできそうな勢いですが、検図がね、、わたしは嫌いなんです、、、。大事な部分ではありますが、早くほかの描きたい描きたい気持ちが出てきてしまうのです。
それくらい描くのが好きなんです。楽しくてしょうがないのです。
ですが、その気持ちは抑えて、ていねいに検図に励んでおります。