こんにちは、CAD子です。
未経験でCADオペレーターになりたいなと思ったとき、
「理系しか無理なんじゃないかな…」
「数学得意じゃないとダメなんんじゃないの?」
「そもそも向いてるのか分からないし…」
と、考えて躊躇していませんか?
しかし、実際にはCADオペレーターは文系出身の方も少なくないです。
そしてCAD子は数学嫌いで、成績悪かったです。
なのにCADオペレーターを10年以上続けています。
CADオペレーターに向いている人
コツコツ地道に作業ができる人
CADオペレーターの仕事は、1本1本線を追加したり、ボルト穴の1カ所修正を100枚近く作業をしたりという地味な作業も多いです。
また、内容によっては、1ヵ月以上かかる内容のものもあります。
そのため、地道に正確にコツコツと作業していくことが中心となります。
1つのことに集中することができる人
CADオペレーターは、1日中パソコンに向かい黙々と線を入れたり寸法を入れたりと、地味な単純作業を長時間繰り返すことになります。
正確に地道にコツコツと続けられる忍耐力と集中力が必要になります。
細かい作業が好きな人・苦ではない人
図面は正確でなければなりません。
1カ所間違えただけでも、大きな損害を生む場合もあります。
図面は1カ所1カ所、正確に丁寧にかつスピーディに作成することが必要になります。
また、寸法など図面の隅々まで、細かくチェックしなければなりません。
そのため、膨大な量の寸法ななど黙々と細かくチェックすることが、苦にならない人に向いているといえます。
こんな人はCADオペレーターに向かない?
文系では無理?
設計や製図なんて、理系の学校を出てないと無理なんじゃないの?と思う人が多いみたいですね。
ですが、実際のCADオペレーターは文系が圧倒的に多いです。
CADは作図の基本知識やルールを覚えれば、理系でなくても扱うことができます。
CADオペレーターになりたいという熱意があれば、実務で必要なスキルや技術は後から身に付けることができます。
コミュ障だと無理?
CADオペレーターといっても、仕事内容には幅がります。
事務を兼任していたり、取引先との打ち合わせなどがあるところもあります。
ないよりは、コミュニケーション能力があった方がいいと思いますが、絶対ではありません。
わたしも実はコミュ障で、人が苦手ですし、電話応対も苦手です。
それでも、10年以上続いています。
わたしの場合は、打ち合わせをするのは設計士のみです。
在宅CADオペレーターなので、電話かメールでやり取りしています。
(個人的に、電話が苦手なのでメールでやり取りの方が圧倒的に多いです、、)
在宅になる前に2~3社で勤務していましたが、どの会社もやり取りは設計士のみでした。
基本的な電話応対、分からないところを質問できる、意思の疎通ができれば、コミュ障でも仕事を続けることは可能だと思います。
数学が苦手だと無理?
計算することは多々あります。
質量や面積、単位変換などありますが、面積なんかはCAD上で出すこともできますし、単位合変換はアプリなど使用すれば簡単出せます。
あとは、会社によりますが計算シートなるものがあり、決まった数値を入れれば計算してくれるものがあるので、数学ができなくてもさほど困ることはないです。
わたしは、工業高校出身ですが数学は苦手です。
成績も良くなかったですが、なぜか工業科目の設計に関する計算は好きでした。
数学よりも空間認識能力がないと、CADオペレーターは将来厳しいかもしれないです。
(空間認識能力:物体の位置や形状・方向・大きさなどの状態や位置関係を素早く正確に認識する能力)
空間認識能力が乏しいと、「あるべき位置に穴がない(図面に描かれていない)」など、現実には成立しない図面を描いてしまうことがあります。
このセンスはやっていくうちに磨かれていくものですが、たまに数年実務経験のあるCADオペレーターさんでも、2D図面から立体にイメージなんてできないという人もいました。
CADオペレーターにとって必要なスキルとは?
分からないことを質問できる
CADオペレーターの仕事では、必ず指示を与えてくれる設計者がいます。
まずは担当者のプロットが最初にあり、それを製品にするために具体的なデータを作成していきます。
そのデータ作成がCADオペレーターの主な仕事になります。
設計者からの指示をしっかり聞いてその意図をくみ取り正確な図面を作成していかなくてはなりません。
新人として業務についたばかりのときは、分からないことも膨大にあり、どうしても細かく確認をしていかないと、思うような図面が作成できないと思います。
最初のころは認識のずれや意図を理解できておらず、失敗してしまうこともあるでしょうが、理解が曖昧なまま進めていくと、大幅な修正になってしまうこともあります。
また、失敗をそのままで終わりにしないで、なぜミスが起きたのか突き詰めておき、同じようなミスを繰り返さないことも大切です。
不明点をあいまいなままにしないで、その場で質問できるスキルがCADオペレーターには必要です。
効率よく計画的に作業ができる
モノづくりには一連の流れが計画的に組まれています。
当然設計の期限もあります。その期限までに、効率よく計画的に図面の作成に取り組まなくてはなりません。
設計図が遅れれば、そのあとの製作工程にも影響が出てきます。自分の与えられた仕事が、自分のスキルでどの程度の時間を要するのかを把握しておくことも大切です。
仕事と休憩のオンオフが上手く切り替えられる
CADオペレーターの仕事は、長い時間モクモクとパソコンに一人でむかい作成を行います。長時間座ったままの作業は、疲れもたまりストレスからミスがでてしまうこともあります。
そのため、集中して仕事をする時間と、息抜きの時間をうまくとり疲れやストレスをためないように、オンオフの切り替えを上手にとりいれることが必要です。
CADオペレーター未経験でも就業することは可能です
CADオペレーターは高い質を必要とされる傾向にありますが、難易度の高い資格や技術がなければならないということではありません。
CADについて専門学校や通信教育などで学ぶこともできますが、あくまで一般的な汎用性のある基礎の部分のみです。
習得できた内容がそのまま仕事に生かせるかというと、そういうわけではありません。
おなじソフトや業種であっても、企業や設計者によって仕事のやり方もかなり異なります。
得てきた知識にあまり固執しないで、その企業や部署の方針に素早く対応していけるような柔軟性が必要になります。
各業界の転職市場に精通した「キャリアアドバイザー」
登録から内定・入社・アフターフォローまで支援
マイナビエージェントの強みは、各業界・企業情報に精通したプロフェッショナル力と徹底した情報収集により、企業側の求める⼈物像や、業務の特徴などを随時確認し他社にはないマッチング力と徹底したサポート体制で登録から内定・入社・アフターフォローまで支援してくれます。
終わりに
ただし、上記のスキルがないからCADオペレーターにはなれない。と、いうわけではありません。
上記の項目やスキルに当てはまらなくても、CADオペレーターとしての仕事をこなしていくうちに、必要なスキルも身についていきます。
今、スキルがないからといってあきらめる必要はありません。
そのお話は別の記事に書きますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
初心者講座から実践講座、資格講座まであります
就職や転職のサポートが充実
基礎の基礎、製図の読み方から教えてくれますので、まったくので初心者でも安心!
\無料体験セミナーあります/