こんにちは、CAD子です。
CADオペレーターにとって大切なことってなんだかわかりますか?
CADオペレーターとして仕事をするうえで、大切にしてきたこと、大切だと思ったことを10年以上の実務経験からの気づきを記事にまとめています。
これからCADオペレーターになろうと考えている人たちの参考になれば幸いです。
CADオペレーターにとって大切なこと
ミスのない正確な製図
別の記事にも書きましたが、わたしが最も時間をかけ、丁寧にていねいに行うのが、検図(図面整合性や誤記などのチェック)です。
わたしが担当している製図は、ちょっと特殊なので製図内容にボリュームがあるものは、チェックだけで半日かかる案件の場合もあります。
わたしが、この検図に時間をかけるのは、たった一つのミスでも大きな損害になったり、私自身やお客様への信頼を失いかねないからです。
最初から完璧な図面を仕上げる人なんて、誰一人いないと思います。
検図を行って、はじめてほぼ完ぺきな図面になるのです。
検図をする際には、ミスが起きないよう対策をして、ていねいに検図を行いましょう。
勝手に自分の判断で作図しない
CADオペレーターとしての仕事は、あくまでも設計者の補助・アシスタントです。
製図を担当するときは、設計者の意図をくみ取った内容の図面を作成するということが、大切になります。
製図の仕方はさまざまな方法がありますが、作成した図面はほかの人たちと共有していくことになります。
そのため、別の担当者が見てもわかりやすい図面にし、後から修正や変更などがしやすいようにしておく、ということが必要になってきます。
製図の業務を行う場合は、設計担当者とよく話し合いをし、不明点やわからない点、疑問箇所などをわからないまましないで、細かく確認をとりながら仕上げていくようにしています。
CADオペレーターとは、あくまでアシスタントなのだということを忘れないで、業務にあたっていくという、意識を持ち続けてください。
情報伝達の連携を円滑に
一般的に設計業務においては、まずクライアントからの依頼を営業が受けて、その内容を設計担当者に伝え、それをさらに受ける形でCADオペレーターが聞き、製図をするという流れになります。
CADオペレーターは基本的に、設計担当者からの指示を受けて、その通りの内容を製図していきます。
複数の人を介した伝言リレーでは、場合によっては途中で誤解が生じてしまったり、進捗が厳しい内容を引き受けてしまったり、ということもよく起こりがちです。
特に注意したいのは営業担当者で、実際に現場で製図や設計の作業をしたことがない人が行っているということもよくあります。
技術職でない人が間にいるとどうしても誤解が起こりやすく、勝手な判断で動いてしまったために客先の要望と異なる製品になってしまうということもあります。
しっかりと依頼をする相手との意思疎通をはかり、間違いが起こりそうな部分については何度でも確認をとり、図面に相違がないよう、設計担当者と密に連携をとりながら業務を行うようにしていきましょう。