こんにちは、CAD子です。
このコロナ禍で、在宅勤務になっているところも少なくないと思います。
仕事内容にもよりますが、CADオペレーターは在宅勤務にしやすい業種であるといえますが、注意する点がいくつかあります。
また、このご時世なので在宅やフリーランスでCADオペレーターを、と考えている人もいるかもしれませんが、現実的には厳しいことを詳しく解説していきたいと思います。
例外もありますが、わたしは未経験の場合、在宅・フリーランスはおすすめしません。
CADオペレーターは在宅勤務でも可能です
仕事内容にもよりますが、CADができるスペックのパソコン、プリンター、ネット環境など必要なものが用意できれば、在宅で勤務することも可能です。
しかし、仕事内容にもよりますが、CADオペレーターが扱う図面は社外秘です。
外部に漏らさないようにする必要があります。
社外の人に機密事項がわたったり漏らした場合は、裁判沙汰になったり損害賠償請求される可能性もあります。
パソコン作業がメインなので、CADオペレーターはテレワークしやすい業種といえますが、リスクがあることも理解してかなければなりません。
少人数の会社なら在宅で勤務もできなくはないですが、大手さんで在宅に切り替えるのは厳しいのが現実です。
フリーランスとして独立するというのなら別ですが。
在宅=フリーランスと考えている人は3項目の「独立は不可能ではないが厳しい」を読んで下さい。
未経験なら会社勤めのほうが良い
子どもがまだ小さいからや時間に制約があるなどの理由から、在宅で勤務を考えている人もいるともいます。
ですが、未経験の場合は在宅からスタートするのは厳しいでしょう。
未経験では分からないことが膨大にあると思います。
すぐ近くに聞きたいときに質問できる人がいないというのは、未経験の場合かなりきついと思います。
電話やメール、zoomやSkypeなどで聞いたらいいのでは?と思うかもしれませんが、ベテランのCADオペレーターなら設計士の意図をくみ取って理解できるかもしれませんが、未経験では限界があり厳しいでしょう。
フルタイムでは働けないという人は、時間に融通がきく派遣やアルバイトの方がいいでしょう。
在宅勤務可能の求人もありますが、CADソフトは自身で用意しなければならない場合もあります。
CADソフトは年間20万以上するなど、高額なものもあります。
派遣やアルバイトなら、お金の心配もないのでいいと思います。
独立は不可能ではないが厳しい
在宅=フリーランス・独立と考えているなら考え直した方がいいと思います。
かなり厳しいので、未経験・ベテランにかかわらず、わたしはお勧めしないです。
最近では、クラウドワークスの「クラウドテック」やココナラなど、フリーランスのためのサービスも多くあります。
しかし、フリーランスになると仕事をもらうために、自分で営業をしなければなりません。
未経験でフリーランスになった場合として仮定してお話します。
もし、わたしが仕事を発注する立場だったとすると、学校を出ただけの未経験者と実務経験10年以上のベテランCADオペレーターのどちらに仕事を頼みたいと思うかといえば、当然ですがベテランCADオペレーターに依頼します。
クラウドワークスなどを利用したとしても、実績がないと収入を継続して得るのは難しいでしょう。
そして、10年い以上の実務経験をもつ、かつ設計もできるくらいのベテランで、図面もただ描くだけじゃなく、設計上の間違いなどもわかるくらいのベテランと仮定して。
ブランクを有効活用するために、フリーランスとしてCADオペレーターの仕事をすることは可能だと思います。
しかし、自分で営業もして、図面も描いて、事務的な請求書などの処理もして、となるとかなり厳しいのが現実です。
上のにも書きましたが、CADのソフトを入れるだけでも、年間のライセンス料(20万〜100万円)がかなりかかるので、ずっと継続できて、利益を出せるだけのスキルと人脈がなければ、かなり厳しいと思います。