1こんにちは、CAD子です。
まず最初は、派遣からCADオペレーターを始めようと思っている人は、少なくないと思います。
わたしも最初は、派遣から始めました。
派遣会社といっても雇用形態に種類があることをご存知ですか?
それは、一般的な派遣社員といわれる一定の期間を定めて雇用される「登録型派遣」と雇用期間の定めない雇用契約を派遣会社と結ぶ「常用型派遣」です。
わたしはどちらの雇用形態でも勤務したことがあります。
それぞれの違いやデメリット・メリットなどを自分の体験も含めて詳しく解説します。
登録型派遣とは
登録型派遣とは、あらかじめ派遣会社に登録しておいて、その派遣会社から仕事先を紹介されて、就業先が決まれば派遣会社と雇用契約を結びます。
登録型派遣は、契約期間が決まっており、契約期間が終了すれば派遣会社との雇用契約も終了します。(最長3年になります)
一旦終了したあと、おなじ派遣会社で派遣されて仕事をするときには、改めて雇用契約が必要になります。
登録型派遣の場合は、賃金や有給・福利厚生などは派遣会社から受けますが、就業規則は派遣先企業に従います。
多くの場合は時給制になっています。
一般的に「派遣社員」というのはこの登録型派遣のことを指すことが多いです。
登録型派遣のデメリット
- 雇用期間が決まっているため収入が不安定
- 時給が比較的低めになっている
- 賞与がない
- 昇給がない場合がある
- 交通費が出ない場合がある
- 期間満了で仕事を失う
- 契約期間が短縮される場合がある
登録型派遣のメリット
- 登録はだれでも簡単にできる
- ライフスタイルに合わせられる
- 派遣先の希望が反映されやすい
- 自分の都合やペースで仕事を入れやすい
- スキルや経験のハードルが低い
- 未経験の職種に挑戦しやすい
- いろいろの職場で働くことができる
- 複数の企業で経験できるのでスキルアップにつながる
「登録型派遣」が向いてる人
ライフスタイルに合わせて、勤務時間や勤務先を自由に決められることができるのが、「登録型派遣」のメリットです。
扶養範囲内で働きたい方や、趣味の時間を大切にしたい人、正社員を目標としている未経験の職種へチャレンジしたい人には最適な働き方だと思います。
当時は子どもも小さかったため、残業なし・祝日休み、自宅近くなど条件に沿った仕事を紹介してもらいました。
複数の企業に派遣されることで、さまざまなCADや設計製図の知識を習得することも可能だね。
常用型派遣(無期雇用派遣 正社員型派遣)とは
常用型派遣は登録型派遣とは異なり、派遣先企業での雇用期間が終了しても、派遣会社との雇用期間は継続しており、雇用間関係は終わることなく新たな企業へ派遣されます。
常用型派遣は、派遣会社と期間の定めなく雇用契約を結び、派遣会社の社員として派遣会社に所属しながらそれぞれの企業で働くという働き方です。
また、派遣されていない期間がっても、社員として派遣会社から給与が支払われます。
常用型派遣は、優秀な人材をできるだけ柔軟に活用したいという企業のニーズにマッチするべく生まれたものです。
そのため専門性が高く、スキルを必要とする理系の専門分野に多く使われる雇用形態です。
比較的長期のプロジェクトなどがある研究機関や、情報技術、メーカーの開発部門、設備の工事管理、生産管理などの技術系を中心に広く利用されています。
常用型派遣で働く場合は、基本的に1つの派遣会社と雇用契約を結びます。
常用型派遣のデメリット
- 勤務時間や希望など派遣先の自由度が下がる
- 求められるスキルや経験のハードルが高くなる
- 残業や勤務時間など原則選べない
- 採用される難易度が上がる
常用型派遣のメリット
- 派遣会社の正社員として雇用契約が結ばれる
- 企業によっては昇給や賞与、交通費や住宅手当の支給がある
- 福利厚生などの待遇に恵まれる
- 正社員としての雇用が確保されているので、安定している
- 月給制であり、勤務時間によって給料の変動がない
- 産休や育休を取り入れている会社もある
- 社内の教育体制が充実している
- 派遣期間の制限がない
- 社会的な信用がある
「常用型派遣」が向いてる人
安定した収入や仕事を得たい人や技術など専門的スキルを活かしたいと考えている人に向いている働き方です。
また、社内教育が充実しているところもあるので、未経験から正社員として働きたい人にも向いています。
会社によっては、社内で製図設計の基礎からきっちり学べるように、教育制度が充実している会社もあるんだよ。
終わりに
以上、「常用型派遣」と「登録型派遣」それぞれのメリットデメリットや特長についてをご紹介しました。
仕事に融通をきかせて自分の希望するライフスタイルに合わせて働きたいのであれば「登録型派遣」
スキルや専門性を活かし、安定した仕事を得たいのであれば「常用型派遣」による働き方がおすすめです。
ここでご紹介したことを参考にして、自分に合った雇用形態を選ぶようにしてくださいね。